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1階平面図

旧大山街道(宮益阪、道玄坂)、神宮通り、R246,明治通りに囲まれた一辺約 200m の大地が歩行者に解放されます。現在の東口広場や西口広場の大部分を占める大型バスの停留所は渋谷駅の 2,3 階あるいは地下 1 階に移り、地上にはありません。
一辺約 200m の大地の北と南にある JR 北口と JR 中央口、東と西に一組ずつある縦のシャフトとタクシー乗り場が、ハチ公広場、パティオ宮益、東口広場、西口広場の 4 つの広場を分節し、山手線・埼京線下の空間(メインプラットフォーム)がそれらを一つにつなぎます。

R246 のバイパス化によって、地上の元 R246 はローカルな、主に渋谷に用事のある車が利用する道路となります。そうなればハチ公前や宮益坂の交差点と同じように歩道橋ではなく地上の横断歩道で向かいの街に渡れるようになるでしょう。ハチ公広場が道玄坂・センター街・公園通りの玄関口であるのと同じように東口広場や西口広場が恵比寿方面や桜丘方面への地上の玄関口になるのです。しかし地上の広場の意味はそれだけではありません。朝市や大道芸の舞台、祭りの会場など、そこにどのようなアクティビティが生まれるか想像してみましょう。これは歩いて楽しい渋谷の実現への決定的な一歩です。