コンセプト5

オープンスペースと迷路

コンセプト 5 の図

原宿や代官山がなぜ人々を引きつけるのかといえば、そこに晴れやかなオープンスペースと魅力的な迷路があるからではないでしょうか。原宿と代官山のオープンスペースとは、それぞれ表参道と旧山手通りです。ともに幹線網から外れた広幅員道路で、通過交通は少なく、現代日本を代表する建築家達の作品が両側を画するオープンスペースを、ゆったりとした木陰の歩道を歩きながら楽しむことができます。一方魅力的な迷路とは、原宿や代官山の住宅地の細街路とそこに浸みだした路面店の織りなす空間です。住環境破壊といった問題を棚上げにして言えば、個性的、冒険的なショップを訪ねて、区画整理されていない住宅地に迷い込むことほどワクワクする経験はありません。「オープンスペースと魅力的な迷路」というのは、世界中の歩いて楽しい街がもつ普遍的な構造でしょう。渋谷の街が現在「魅力的な迷路」にこと欠かないとすれば、欠けているのは「オープンスペース」であり、だからこそ渋谷コモンは、「晴れやかなオープンスペースとしての駅と広場」を提案しているのです。